わーくぴあだより

わーくぴあ便り 2023年度9月号

2023.09.06

わーくぴあ便り 2023年度9月号

コスモスの枠に月見、秋の味覚さつま芋などが描かれています

同行援護

 私のもとへ一通のメールが届きました。そこには「人口34,360人の熱海市に実際に動ける同行援護従事者は一名」とありました。この数字が確かかどうかは分かりませんが、視覚障害者にとって、人間らしい生活を送る環境にあるとは言えないでしょう。

 同行援護とは、障害者自立支援法で「視覚障害により、移動に著しい困難を有する者などにつき、外出時において、移動に必要な情報を提供するとともに、移動の援護その他の厚労省令で定める便宜を供与すること」と規定されている制度です。

 視覚障害者の移動は、同行援護を利用しての歩行、白杖や白杖とナビゲーションシステムなどの補助具を使用する歩行、盲導犬を使用する歩行などがあります。

 しかし、単独歩行が困難な視覚障害者にとって同行援護は、ある種命綱と言えるでしょう。

 にもかかわらず、それに従事する人の平均月収は概ね5万円未満、それだけで生計を立てることは困難です。人材不足以外にも問題は多いようで、いろいろ考えさせられたメールでした。

 暗い話はここまでとして、明るい話です。

横浜市立盲特別支援学校が「全国盲学校フロアバレーボール大会」で三位という好成績をおさめました。心より「おめでとう、ありがとう」の言葉を送らせていただきます。



新わーくぴあ

 完成しました。もろもろの手続きもほぼ終了し、11月には引っ越しの予定です。



利用者からの投稿


[歩行訓練日記/電車乗車編]

 「横浜訓盲院」の歩行訓練士に歩行訓練を受けて早数か月、自宅からバスを使い駅改札口まで何とか一人で行ける様になった。

 なので、「同行援護」をしてくれているヘルパーとは駅で待ち合わせと言う事が多くなった。

 ここまで少々手間取ったのも、バスターミナルから駅改札口まで続く「点字ブロック」等が何とも、BLINDには中々ハードルが高い設置になっているのでは?と思った。

 斜めだったり、クランクになっていたり、ドアを通過すると位置がずれていたり、あげくの果てにゴール寸前の改札口、2メートルぐらい手前で「点字ブロック」が突然終わっていたりする。

 何かの「罰ゲーム」?自分には「意地悪」としか思えないが改札口、きっぷ販売機等、一番人が混雑する手前で、「点字ブロック」が切れている事で未だ、緊張感が走る毎日だ。

 それとバスターミナルを抜けて、建物に入り駅改札口に向かう通路に設置されている「点字ブロック」は「黄色」では無くて、地味な色で目立たない色だと最近聞いた。

 だから?通行している人達、通路に面している商店に並ぶ人達が「点字ブロック」に気が付かないのか?「点字ブロック」の上に並んでいたり、ぶつかったりするのは日常茶飯事だ。

 帰りのバス乗り場に行くのも「点字ブロック」が、またもや突然途中で終わっている。

 なので、色々な物を目印にして「横断歩道」を渡ってバス乗り場を目指す事に。

 無理か?とも思った、ここまでの「サバイバル」を乗り切るのにアドバイス、テクニック等根気よく指導してくれた「歩行訓練士」には感謝しているよ。

 地元で「歩行訓練」を受けてみて思ったのは「点字ブロック」って、いったい誰が設計しているのか?知りたくなったのと、それには当事者の「視覚障碍者」が係わっているか?と言った事、誰か知っていたら教えてもらいたいところだよ。

 半年前に、「横浜市交通局自動車本部」それと区の「土木事務所」に「点字ブロック」の無い所の設置依頼をしたけど、あれから、どうなったか?全く連絡は無い。

 以前にもここで書いたけど、役所の人の言う処「横浜市全体で優先順位を決めて」と言う話だったんで、きっと「優先順位が」低いのかな?我が地元は。

 簡単に要望が通るとも思っていないが、あればだいぶ楽な「通学・通所」になるんだがね。

 それで、ついに次の段階「電車」に乗る訓練に入りました。

 以前、一年ほど入所していた「神奈川県総合リハビリテーションセンター/七沢」でも電車、バス乗車の「歩行訓練」はしたけど、「コロナ」のせいもあるが数回だけだった。

 「ここからの訓練は、より一層危険度が増すので」と言われ、基本的な事はもちろんだが駅のホームのベンチに座り、訓練内容の説明を受けてからの訓練開始だった。

 「歩行訓練士」のピリピリ感、真剣度が、さらに増してきたのが伝わってきたね。

 駅員に繋いでもらって目的の駅に行く方法もあるが、人口減少?経費削減?どちらにせよ、最近駅員が少なくなってきているのは感じていたので、何とか一人で極力行動出来る様にと、チャレンジする事にした。

 それと、最近知ったんだけど同行援護をやっている事業所によって、ヘルパーが利用者を迎えに行く「交通費」が事業所持ちか利用者持ちかと色々あると聞いた。

 自分に今まで係わったケアマネジャー、ケースワーカー等から「同行援護」の事業所と契約するに当たって、そう言ったアドバイスは受けていないので知る余地も無かった。

 自分が現在、契約している同行援護の事業所は、毎月そこそこの交通費の請求金額が来るので、これを減らすのが「モチベーション」の一つになっているのも確かだね。

 「歩行訓練士」に「一人乗車はかなりストレスが溜まるかな」と、数か月の訓練で自分の性格?をすっかり読まれた様なお言葉を頂きましたね(苦笑)。

 訓練は、駅構内で階段を使う際「手すり」が使えない時もあるので猛暑の中、階段を「手すり」を使わないで上ったり下りたりの反復練習をした。

 それと、最寄りの沿線の終点駅に行き、発車するまでの時間を狙ってホームと電車の距離感、電車のドアの位置等を「白杖」で探して乗り込み、そして降りての訓練を永遠に繰り返す。

 またもや運が悪い事に自分の使う駅には「ホームドア」が無く「点字ブロック」と同様、若干、訓練の「ハードル」が上がっているそうだ、つくづく運が悪い(苦笑)。

 「ホームドア」があれば、かなり最近の訓練もショートカット出来るらしいんだけど、「点字ブロック」同様、遠回りだが猛暑の中、駅ホームを行ったり来たりしながらの訓練をしていましたね。

 この文章がHPに載る頃には、おそらく次の訓練に入っているかな?どちらにせよ、早く猛暑は終わって欲しいな。では、また!


THE DAMNED

「WAIT FOR THE BLACKOUT」を聴きながら。

 JUN BLIND




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