わーくぴあだより

わーくぴあ便り 2023年度7月号

2023.07.05

わーくぴあ便り 2023年度7月号

水色の地色に、七夕の枠罫、スイカ、浮き輪、麦わら帽子の絵

前施設長と食事

前施設長神﨑好喜は、光覚無の視覚障害者でした。

彼の好物は、寿司とシウマイ弁当です。寿司は手で食べても無作法にならず、彼は手できれいにつまみ美味しそうに頬張っていました。私は、ネタを説明するだけです。そして、シウマイ弁当は、彼が子供の頃から慣れ親しんだもの、多少変化はあったものの、何十年とほぼ同じ場所に同じおかずがあり、私の説明なしで一人で食べられます。

反対に、好物でも食べにくいのがざるそばです。そばを箸でとり猪口に入れるのは至難の業、わが家ではそばにつゆと薬味をかけ、ぶっかけにします。楽しく、美味しく食べられれば良いのです。

「視覚障害者、食事」と検索すると、視覚に障害のある方の「食レポ」の動画もいくつかあります。ご覧になってはいかがでしょうか。



新わーくぴあ

外壁だけでなく、エレベーターが付いたり、段々とそれらしくなってきました。


新わーくぴあのエレベータの写真
3階建ての階段
七夕
畑

七夕まつり

7月7日七夕を控え利用者の皆さんが一人一人の思いを込めて短冊に願い事を書きました。願いが叶うと良いですね!!


畑たより

早春に蒔いた夏野菜の種が順調に育ちインゲン、ジャガイモの収穫を始めました。下旬にはトウモロコシ、茄子等の収穫が待っています。


わーくぴあの夏季休業

8月11日(金)~8月16日(水)

よろしくお願いします。



利用者コラム  [歩行訓練日記/バス乗車編]

 「横浜訓盲院」の歩行訓練士に歩行訓練を受けて、早二か月少々。

 この間、二度ほど頭にきて止めようかとも思ったけど、何とか続いている。

 毎週訓練日の月曜日は、まさに「MANIC MONDAY」な気分。

 一応書いておくと、止めようかと思った理由は上手く出来ない・覚えられない自分への「いらだち」なので、歩行訓練士への不平不満では無いのでご了承を。

 これを書いている現在、訓練日数は13日目で時間にすると19時間50分になる。

 これは「わーくぴあ」での「PC訓練」の際、職員S氏に教わりながら作った「エクセル」の「歩行訓練スケジュール表」で分かる様になっている。

 遅いのか?早いのか?分からないけど現在は、一人で自宅からバス停まで行き、バスに乗り込み、終点の駅で降り、駅ビル構内を抜けて駅改札口を目指す訓練中。

 「バス乗車」これは普段通所の際にヘルパーと乗っているので、大抵の事は記憶しているので楽勝!と油断したのか、最初の「一人乗車」の降りる際、思いっきりオデコをぶっつけた。

 大きな音がして乗客達が「これは痛そうー」と言う声が聞こえたが、もちろん「全然、平気!」な感じを貫いたよ、かなり痛かったけどね(涙)。

 バスの乗り降りの際の「白杖さばき」は教わったけど、移動中バス内のアクシデントはもう自分で何とかするしかないんだろうなと思った。

 高齢者、声が小さいのか?それとも声が出せないのか?自分以外にも何らかの障害を持っている人もいるだろうから、もう場数を踏んで対応するしかないか。

 未だに、降りる際に押す「押しボタン」を慌てて探す事もしばしば。

 しかしバスの運転手の対応が、人によってここまで違うとは正直驚いた。

 パスやお金を払ったりする際に、どこにカードを当てたりお金を何処に入れれば良いのか悩んでもたついたりしていても、無言の人、めんどうくさそうに言葉を発する人、様々だ。

 また逆に、色々声をかけてくれる人「お気をつけて!」なんて言われると嬉しいね。

 最近は、あえて運転手近くに座ったり、立ったりして「白杖持ち」をアピールしているんだよね。「無言の圧力」だ!

 そして降りる際には「どうもありがとう。」と声をかけて降りる様にしている。

 自分のキャラ?でも無い事をしているとも思うけど、いつかみんなが親切にしてくれる事を願いつつ!せこいか(苦笑)。

 と言う事で、少々だが一人での行動範囲が増えたので同行援護を頼む時間が減ってきた。

 まだしばらく?お世話になると思うけど、ここまでこられたのも同行援護をしてくれたヘルパーのお陰だとも思っています。

 どうもありがとう! とても感謝しています。

 現在は駅ビル内を歩いて改札口を目指し、いよいよ電車に乗る日も近いか?だけど、所々「点字ブロック」がなかったり、ずれて?いたりしていて四苦八苦している最中です。

 そう言えば数か月前に「横浜市交通局自動車本部」に依頼した「点字ブロック」の件。どうなったのか?あれから何も言ってこないので、こちらからしつこい?かとも思ったが連絡して聞いてみました。

 忘れている訳では無い事を強調しつつ「横浜市全体で優先順位を考えて決めるので。」そんな回答でしたね、なかなか難しいか?

 以前、訓練士から打診があって「どうするかな?」と悩みましたが了承して、先日の歩行訓練の際に見学者が来ました。

 「東京都市大学」の大学院生で、実現すれば「視覚障害者」はもちろん、それ以外の人にも便利な物を研究中との事。

 「コロナ」と言う事もあるんだろうけど、障害者施設等は学生への見学、協力をなかなか許可してくれないそうで「視覚障害者」と繋がるのが難しいと言っていました。なので、見学の許可をとても感謝されましたね。

 礼儀正しく好感が持てる青年に、「わーくぴあ」代表K氏と職員H氏の計らいで「わーくぴあ」の自主製品をプレゼントしたら、大変喜んでくれた。

 もちろん「わーくぴあ」はいつでも協力するよ!と言う言葉もそえてね。

 自分も話が出来て良かったんだけど、当初「女子大生?」との問いに「残念!男子学生よ。」との歩行訓練士とのやり取りは内緒にしてもらいたいんだけどな(苦笑)。


JUN BLIND


THE BANGLESE

「MAMIC MONDAY」を聴きながら



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