わーくぴあだより

わーくぴあ便り 2023年度1月号

2024.01.15

わーくぴあ便り 2023年度1月号

タイトル図 門松と辰 辰が今年もよろしくお願いあします。と言っている

皆様、明けましておめでとうございます。

 私、大晦日は除夜の鐘を聞きながら睡魔に負けてしまいました。除夜の鐘は人間の「108の煩悩」を取り除き、新しい年を心穏やかに迎えるためのもののようです。煩悩が無くなったかどうかは謎ですが、穏やかな新年を迎えることができました。

 昨年の「わーくぴあ」は何かと気ぜわしい日々が続きました。今年は「作業に」「行事に」と充実しながらも平穏な毎日となりますように、利用者の皆さん、スタッフ一同、力を合わせて参ります。

 本年もよろしくお願いいたします。



新施設のお披露目会を開催

昨年11月上旬新社屋に無事移転を終えて、ようやく落ち着きを取り戻した12月、わーくぴあに多大のご支援を賜っている後援者・ボランティアの皆様方をお迎えして、新施設のお披露目会を開催致しました。当日は晴天にも恵まれ、お招きした来賓方への改めての御礼と、利用者・職員が一堂に会し昼食を共にしながらの歓談で、交流を図ることが出来ました。



会食している写真
わーくぴあの前での集合写真

利用者からの投稿



[歩行訓練日記/最終回]

 2024年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!

 去年、目標にしていた「わーくぴあ」までの「自力通所」が、何とか年内までに出来る様になりました。

 横浜訓盲院の「歩行訓練士」に3月後半から訓練を受けて、12月クリスマスの25日まで、結果8か月間の訓練になりました。時間がかかったのか?早かったのか?まるで見当が付かないけど、「わーくぴあ」で丁度PCの「エクセル」を教わっていた時期だったので、歩行訓練の「スケジュール表」を作り、最終的にどれくらい時間がかかったのか?分かる様にしておきました。

 自分が「歩行訓練士」にリクエストしたのは、自宅から「わーくぴあ」までの往復、一人で行ける様になる事。

 訓練内容は、自宅から自宅付近のバス停に行きバスに乗り、駅に向かう。そして電車に乗り目的地、通所先「わーくぴあ」までの往復。電車の乗り換え、いくつか場合によっては乗り換えパターンがあるので、それら全て覚える事に。

 そんな訓練内容で、合計は基本的に週1回の訓練で、のべ32日間の56時間50分でした。

 最後の訓練は25日の「クリスマス」に「卒業」なんて洒落ている感じがするけど、本当は「留年」させたかったのかな?なんて事が少々あった最終日でした。

 待ち合わせの場所に着いて、「歩行訓練士」が離れた場所から自分を見ていて、目的地「わーくぴあ」まで一人で向かう訓練、「最終チェック」と言った感じだった。

 すでに「駅員介助」はすでに止めていて、一人で通所を始めていたので楽勝と思っていた。

 最初の難関「自動改札口」を何とか通過して、エスカレーターに乗り、決めているホーム上の場所で電車を待つ。ここまではスンナリ?行けていたんだけど、電車に乗り込む際、電車が完全に停まる前に、乗車する「ドア」を白杖と「手」で探しに行き、かなりの「厳重注意!」をその場で受けてしまった。次のポイントに着くまで車内で、永遠と叱られ、いや注意され出鼻をくじかれる事になってしまった(涙)。

 次のポイントでは、乗り換えの際のホーム上での白杖の使い方、歩き方も「悪癖」が直っていないと注意される中、何とか「わーくぴあ」のある「大口駅」にやっと到着。

 ここからは、既に通所しているので問題なしと思ったんだけど。大口駅から「わーくぴあ」に向かう最後の曲がり角。ここは数回に一度は、上手く曲がれず通りすがりの人に助けてもらったり、「わーくぴあ」の所長にも覚えるのを手伝ってもらったりした「いわくつき」の曲がり角。そんな場所なんでスンナリ行けたと思ったら安全な「手順」をちゃんと踏んでいないと、数回やり直しをさせられた。「結果オーライ」では駄目だと(涙)。

 そんな事があった、長い一日の歩行訓練最終日でした。

 振り返ると、最初の訓練、まだ白杖を持つのは少々「わだかまり」が残る中、近隣での訓練からのスタートで、買い物客が通る中で注意されたのも今や良い思い出、いつの間にか「わだかまり」も消えて「白杖」も手放せない物となった。まさかBLINDなのに、一人でバスや電車に乗るとは夢にも思わなかった。これで少しは行動範囲が増えそうだ。

 数回かな、頭にきて(出来ない自分にね。)止めようかとも思ったけど、何とか続けられた。時には、ふてくされていた(子供っぽいよな)自分に根気よく教えてくれた「歩行訓練士」には、本当に感謝しています。

 最後の挨拶の時「また訓練が必要になったら、いつでも連絡して下さい。」と言ってくれたのには嬉しかったね。長い間、どうもありがとうございました。

 それと、つねにプロフェショナルな「同行援護」をしてくれている、ヘルパーの特にK氏とW氏の二人にも感謝しています。

 駅やホーム上でのチェック、道を覚えるのに随分手伝ってもらいました。おそらく両氏がいなかったらもっと時間がかかったでしょう。感謝しています、ありがとうございました。

 これで「歩行訓練は終了です。」 参考になれば幸いです。ならないか?(苦笑)。

 自分の歩行訓練に、二度ほど見学に来た「東京都市大学」の大学院生が12月末に「わーくぴあ」に見学に来てくれました。久々の対面で、彼の研究している事など、色々話が聞けて良かったです。最初に見学に来た時に、バスの乗り方で自分と歩行訓練士が言い合い?になっているのも覚えていて、よほど印象的だった様だ(苦笑)。そんな思い出話も少々した。

 数人の女性利用者は、彼の「研究」内容より久々の若手男性の来客、「イケメン」?の趣味嗜好の方が、興味があったみたいだった様だね(苦笑)。また来てくれると言っていたので、是非お待ちしています。


SID VICIOUS

「MY WAY」を聴きながら。  JUN BLIND



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