わーくぴあだより

わーくぴあ便り 2025年度10月号

2025.10.01

わーくぴあ便り 2025年度10月号

タイトル図 紅葉の枠罫、紅葉とイナゴ

視覚障碍者映画鑑賞

 「ねえねえ、昨日のドラマ見た?」晴眼者(見える人)が視覚障碍者に尋ねた瞬間晴眼者が少し戸惑った様子。(見えないのに「見た?なんて言ったけど・・」)視覚障碍者の会話で、少なくとも私は「昨日のドラマ聞いた?」そのような言葉を耳にしたことはありません。

 ところで、先日「わーくぴあ」利用者2人(視覚障害、ロービジョン)が、今話題の映画「国宝」を見てきました。「どうやって見るの?」・・・映像は?

 この頃は便利なものが沢山あります。皆さんもテレビドラマ等に副音声が付いていることに気づいていらっしゃるかと思います。映画も音声ガイド付きのものが増えてきています。音声ガイドのアプリから自分の見たい映画をダウンロードし、当日映画館で映画開始と同時に自分のスマホからガイドが流れてくる、そんな仕組みのようです。素晴らしい時代になりました。

 その昔、複数の視覚障碍者と映画を見に行った時には、他の観客の目を気にしつつ映像の説明をした日を思い出しました。こんなサービスが当時あったなら・・・



 畑だより

 夏の作物もそろそろ終わり、次の季節の作物用の土作り用で牛糞を準備しました。

 さて、右下の写真のイモムシ、ナスの葉に付いていました。きれいなアゲハチョウになるのかと思って連れて帰って来ましたが、調べると、「クロメンガタスズメ」という蛾の幼虫でした。連れてきてゴメンねと謝り、すぐにリリースしました。

 無農薬の畑ゆえ、いろいろな虫たちに出会えます。

 どうか 熊は出会いませんように(保土ヶ谷には出てこないか!!)






利用者からの投稿

[TAXI/JUN BLIND]

 BLINDの人が、路上で一人スマホを使い、タクシーを呼び何処にでも行っている強者がいるなんて話を聞くが、自分には無理そうだ。

 時折、友人に最寄りの駅のタクシー乗り場から乗せてもらい、一人帰宅する事も。運転手に住所を伝えカーナビで行ってもらうのも良いが、目印を伝えて行ってもらう。乗車中「今、信号の所を曲がったな」「スーパーの前を通過したな」とかイメージする。

 以前、夜に帰宅の際、降りた場所が違う。運転手に「ここ違うんだけど」と言うと「説明通りの場所だ」と言われ後ろから車が来て、停車していられなくなり行ってしまった。何とか人を見つけ無事帰宅。

 運転手、無口な人、親切な人、支払い時、こちらが言わなくても「障割りね」と言って「障碍者割引」してくれる人、様々だ。「置き去り」以来、自宅周辺からタクシーに乗る際には「障碍者割引」は使わず「お釣りは良いです。」と良質な客を演じる。同じ運転手に当たった事がある。「白杖」を持っているからか覚えていてくれて、親切に玄関まで誘導してくれた。

 数百円の「チップ」で、安全?に帰宅出来るのなら安い物だと「自己防衛」の一つとして、こうしている。



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