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[白杖/JUN BLIND]
 10月15日は「国際白杖の日」。調べて見ると制定された年は、1970年、自分の生まれた年と一緒だった!その2日後、我が相棒の「白杖」が折れた。
 満員のバス、いつも最後に乗り込む。身動きが出来ず気が付かなかったが、ドアに「白杖」が挟まったまま発車。次のバス停、ドアが開き「白杖、大丈夫か?」と思ったが、下車して改めて良く見て見ると、ひびが入っている、裂けている、何と表現したら良いか?完全に折れる一歩手前。マズい!自宅まで帰れるか?と思ったが、瀕死の状態ながらも、いつも通り自分の「目」となり自宅まで頑張ってくれた!
 「神奈川県総合リハビリテーションセンター」入所時に手に入れた、4年程の付き合いになる初めての「白杖」。思い起こせば当初「白杖」を持つのは、かなり抵抗があった。まだ「視覚障碍者」になった自分を受け入れられなかったからだ。「白杖」を持って近所を歩いたり、友人に会うのにも躊躇した。今となっては、全て受け入れられた訳では無いが、良い?思い出かな。
 心が揺れ動く4年間、自分の「目」となり一緒に歩いてくれて、ありがとう!感謝しているよ。お疲れ様でした。ゆっくり休んでくれ。