わーくぴあだより

わーくぴあ便り 2025年度9月号

2025.08.31

わーくぴあ便り 2025年度9月号

タイトル図 コスモスの飾り罫

タッチパネルで困った!

 タッチパネルが幅を利かせるようになったのは、コロナで非接触が呼びかけられてからでしょうか。ファストフード・居酒屋・駅の券売機・ATMとあらゆるところにタッチパネルが存在しています。

 先日「みなとみらい」「新横浜」と続けて居酒屋に行く機会がありました。「みなとみらい」は視覚障碍者とガイドさん、私(晴眼・高齢)の3人です。席に着くとタブレットを渡され、これで注文か呼び出しのボタンを押してくださいとのこと。私たちは勿論、紙のメニューを見てボタンを押し注文しました。あれこれ頼み、飲んで食べて楽しい時を過ごすことができました。「新横浜」は事前に予約してあったので席も確保されていて安心しましたが、それも束の間、当たり前のようにタブレットを渡されました。そして、声をかける間もなく彼女は去ってしまったのです。ロービジョン2人全盲1人、私の計4人のグループ、予想はしていたものの・・・頼んでいないものが来たり、頼んだものが来なかったりトラブル続きでした。

 視覚障碍者や高齢の私にとってタッチパネルはただのツルツルの板、確かにQRコードをスマホで読み取りそれを音声で聞き注文できる視覚障碍者もいます。しかし、皆ができるとは限らず、困っている人も多いのではと感じました。

 ツルツルのスマホを視覚障碍者は苦労しながらも使いこなしています。タッチパネルを無くすことはできないでしょう。しかし、誰もが使えるような工夫はできるのではと期待しつつ、親切な誰かに手伝ってもらおうと思っている私です。



利用者からの投稿

[パラモトライダー/JUN BLIND]

 中途失明の友人が、再び「バイク」を自ら運転して乗る事に挑戦している。車なら自動運転をNEWS等で聞いた事もあるから、技術の進歩で可能性もあるのか?とも思うが。

 障害を負ってバイクに乗る事をあきらめた人たちに、再びバイクに乗ってもらおうと。まさに夢の様な事を目指している一般社団法人「サイド スタンド プロジェクト(SSP)」。その「SSP」が定期的に開催している「パラモトライダー体験走行会」に「全盲」の友人も相棒の「盲導犬」を連れて参加させてもらっているとの事。参加する前にバイクに乗るのは数年ぶり、二輪車の感覚を思い出すために「マウンテンバイク」を購入、近所の空き地?でイメージトレーニング?その甲斐あってか?数回乗ったらしく、もう直線はばっちり!スピードも上げられる!との事。目標は毎年箱根で行なわれている「やるぜ!!箱根ターンパイク」に「全盲のライダー」として参加するらしい。

 最近、友人は安価だったからと言って「バイク」を購入したと言うから驚き。偶然か数年前?国民的アイドル?が主役のドラマで主人公が乗っていたバイク。覚えているよ、凄く流行ったバイク。そのバイクを友人と部屋の中に何とか入れ込んで部屋のリビングにレース用のスタンドで置いていると言うから、さらに驚いた。イメージトレーニング?乗ったり、最近は昔の感覚が戻ってきたのか?工具もそろえて改造?ハンドルを替えたりとか色々いじって楽しんでいるとの事。「全盲」なのに、そこまでやれるとは。「箱根」の夢かなうと良いね。応援しているよ!



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