花見を開催いたしました。利用者から感想の寄稿を頂きましたのでご紹介致します。
HELLO!
そろそろ暖かくなってきた3月下旬に、横浜大口の公園に「わーくぴあ」の職員&利用者で「お花見」に行って来ました。
前日は少し雨が降ったりして、天気大丈夫か?と思ったりもしたけど当日は快晴でした。
ちなみに次の日から雨が続いたので、かなりの「晴れ女」がいるんだろうね(苦笑)。
「わーくぴあ」は視覚障碍者が中心の就労継続支援B型事業所で、視覚に障害があって物を見ることが困難な人が自分も含めて多くいるんだけど、それで「お花見か?」、「見えないのに桜を見に行く!」って、なんだか面白い企画だなと思いました。
BRUCE LEEの名言の一つ「DON‘T THINK, FEEL(考えるな 感じろ)」と言う事か?
果たして自分には、桜を感じる事が出来るか?
毎年「お花見」には行っていた様なんだけど、ここ数年の「コロナ騒動」で中止していて数年振りの「お花見復活!」と言う事らしい。
「花見」のイメージは時期に成ると「風物詩」のようにテレビで流される上野公園等でのどんちゃん騒ぎの様子や「陣取り合戦」や「ゴミ問題」の話が思い浮かぶ。
それと「桜」と言えば、やはり日本人には「卒業式」と言う事になるのかな。
「桜の木の下には死体が埋まっている。」なんて文学や都市伝説?も思い出したよ。
そうそう!一時J-POPで「桜」をモチーフにした曲が連発してリリースされていたけど、今はどうなんだろうか?
ネガティブ?な事を書いてしまったが、そもそも自分は「お花見」に興味が無かったのか誘われても、今まで一度も行った事は無かったんだよね。
今回初めての「お花見」なんだけど、まさかのBLINDになってからの「お花見初体験」になるとは夢にも思わなかった。
桜を見ながらの食事は「わーくぴあ」代表K氏の粋な計らいで豪華な物だったね。
これでアルコールがあれば言う事無いんだけど、贅沢言えないんで自分で持ち込もうとも思ったけど真剣に怒られそうなんで自粛しました(涙)。
お花見をしている人達は我々「わーくぴあ一同」だけで、静かな感じだったんだけど丁度WBCの決勝戦だったんでBGMはしばらくラジオの野球中継で盛り上がった。
職員、晴眼者が視覚障碍者に「視覚情報」として、木々の様子や桜の色など伝える事になんるだけど、これはなかなか難しいんだろうと思った。
日々、色んな同行援護ヘルパーと行動していても思った事なんだけど「言葉」のボキャブラリーの多さや、言葉選びのセンスが割と重要でBLINDとしてはそういった同行援護ヘルパーだと助かる。
天候はもちろん、街の風景、車内から見える物、買い物に行った時に自分が欲しい物以外に陳列されている旬な物等を教えてくれるヘルパーもいるんだけど、なかなか「視覚情報」を沢山くれるヘルパーは少ない、贅沢は言えないか。
と言うことで、職員には視覚障碍者の「お花見」は大変だったと思います。
誘導歩行、食事の用意、視覚情報など様々、ご苦労様でした!
個人的には丁度「わーくぴあ」に通いだして1年が過ぎたなと、見えない桜を想像しながらシミジミ思った一日でした。
また来年も「わーくぴあ」の「桜を見る会」できたら良いなと思いましたね。
PIL 「FLOWER OF ROMANCE」を聴きながら
JUN BLIND